円盤分銅の材質の種類とその特性価格
はかりに使う分銅のなかに、「円盤分銅」という種類のものがあります。
その名の通り円盤型の形状をしており、表面・側面にはズレ防止の溝・段がついていて、ずれにくい構造になっています。
そのため、複数個重ねて使用することができ、重ねて使用しても安定感があるので、「はかりの再現性」「直線性」「その他校正・調整・検査」など、分銅を複数個使用して行う調査等に適しています。
円盤分銅の材質には、非磁性ステンレス製、黄銅クロムメッキ製、鉄塗装製の3種類があります。
非磁性ステンレス製は、メッキ等の表面処理が無く、例えぶつけて変形してしまったとしても、質量自体にはほとんど影響がありません。
また耐食性にも強いという長所があります。
黄銅クロムメッキ製は、ぶつけた時などにメッキが剥がれてしまう可能性があり、また腐食する可能性も非磁性ステンレス製のものに比べ高くなります。
ですが、非磁性ステンレス製と比較してローコストです。
鉄塗装製は、この3種類の中では一番コストが低いものになっています。
しかし、塗装が剥げてしまいやすいことと、磁気化しやすいというウィークポイントが挙げられます。
株式会社大正天びん製作所では、非磁性ステンレス製は3,700円/10gから、黄銅クロムメッキ製は4,000円/10gから、鉄塗装製は900円/10gから取り揃えられおり、最大5kgの分銅に対応可能です。
特注品の相談も受け付けています。
また、円盤分銅の保存に適した、プラスチック製の円盤型分銅用ケースもオプション販売しています。